2016年04月

ブログデザインをリニューアルしました♪

ちょっと気分を変えたくて、ブログのデザインを一新してみました。
中身は今までどおりですが、まずは外見からということで。
明日から、5月ですしね。


たぶんミユギシギ。鹿嶋の海岸で見た群。

今週日曜日、稲敷から鹿嶋→神栖に行った探鳥の続きです。

稲敷ではお目当てのシギチにあまり会えなかったので、
その後移動予定だった波崎に向かう途中、
鹿嶋あたりの浜もチェックしてみたいね、ということになり、
S海岸に寄ってみることにしました。

まずは駐車場からあたりを見渡してみますが、
見えるのはかなり遠くの浜辺で休むカモメ1羽のみ。
とりあえず、カモメのほうに近づいてみようと進んでいくと、

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砂浜に沈みこむようにして休んでいる鳥たちを発見。
驚かさないように、ゆっくり少しずつ近づきます。
あ、何羽か動いています↓

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シギだー!
でも、シギの見分けは難しくてよくわかりません。なんだろう?
図鑑を調べて、ミユビシギか、あるいはトウネンの幼鳥かなあと迷っていたところ、
ツイッターで知り合った方が、ミユビシギではないかと教えてくださいました。
識別点などのポイントも含め、丁寧に説明してくださり、ご親切とてもうれしかったです。
さて、続きを。

あ、そっと見ていたつもりだったけど、驚かせてしまったのかな。
一斉に飛び立ちました。

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白波を背景に飛ぶシギは、ほんとうにきれい。
この美しさをモチーフに、昔の人々が波千鳥や浜千鳥などの柄をつくり出した気持ちがよくわかります。
ちなみに、飛んでいる羽の模様を確認すると、ミユビシギかなという気がします。

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60羽くらいの群れでした。
谷津干潟もいいけれど、こういう自然の中で見る鳥は格別です。

もしどなたか、これはこの種類とお分かりになる方がいらしたら、
教えていただけたらありがたいです。

よろしくお願いしますm(__)m




初夏の気配と想像力。

ここ数日で、新緑の季節に、夏の気配が加わってきたように感じる。
緑は勢いを増し、昨日と同じ場所に立っているのに、
「あれ、この木はこんなに大きかったかな」と、記憶のなかの景色を辿ることになる。
地面に映る、光と影の輪郭もくっきりしてきた。

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苔好きの息子が「苔広場」と命名している場所にも、
光と影のコントラストがきいている↓

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そんな初夏の光を感じていたら、
今朝は鳥の姿を追うよりも、声だけを聴いていたい気分になった。

ある俳句の大家がいる。その人は、現代的で、都会的な雰囲気の句を詠む。
しかしそこには自然とか、大地の力とか、季節感などもしっかりと込められていて、
たったの17文字で、こんなにも深い表現ができるのかと、
いつもはっとさせられる。

その人があるとき、双眼鏡をのぞいて、
「よく見えるなあ! これじゃ想像の余地がないよ」と苦笑していたことがある。

私は双眼鏡で、鳥の生き生きとした表情や生活の様子をいつも見せてもらっていて、
そこで得た視点から、いろいろと感じたり、想像を膨らませたりもするわけで、
双眼鏡を通しての景色に興ざめていたその様子は新鮮だった。
全面的に感じ入ったわけではないけれど、
それでも「想像の余地」という言葉は、印象に残った。

今日の緑と光は、その言葉を私に思い出させた。

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観察する力、見分ける力、想像する力、工夫する力、表現する力、世渡りする力…
いろんな力があるけれど、
いま、鳥に夢中の息子は、どんな力で自分の道を拓いていくのかな。

「頭見せて~」「はい」~夏羽に向かうユリカモメ

本日は、残業のためほぼ力尽きましたzzz
が、寝る前のひととき鳥タイムを過ごすべく、
稲敷→鹿嶋→神栖の探鳥記の続きではなく、
今朝岩本町の和泉橋で撮った夏羽になりかけのユリカモメさんをご紹介します。

「頭見せてー」
「はい」

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…って、そんなわけないのですが、生えかわり途中の様子がわかります。

完全に黒くなると、こんな感じ↓

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あ、眠そう↓

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私も寝ます。

オオハム、ヒメウ発見記~稲敷→鹿嶋→神栖探鳥記1

今日は、稲敷でシギチを探したあと、鹿嶋の海岸~神栖市の海へと、
私と息子のいつものコンビに鳥友さんも加わって、3人鳥探し旅に出かけてきました。

で、いろいろな鳥に出会えて充実の一日になったのですが、
疲れたので、いろいろと書くのは明日以降にして、
今日の目玉のひとつ、カモメを見に行った神栖市の海で、
思いがけず出会った水鳥の写真をアップしたいと思います。

それが、これ↓  オオハムです。私たちが見た範囲で、4羽確認できました。

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色合いとしてはシロハラ以上に地味な鳥ですが、
初めて見る鳥だったので、盛り上がりました!

日は暮れかけ、雲ってもいたので、ぼけぼけの写真で残念ですが、
羽を広げたところも撮れました。

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「ママ、見たことあるのが増えたね♪」と、息子も嬉しそう。
「どれくらいのレア度なのかな??」などと言いながら、
熱心に写真撮影(なんと100枚近くも!)をしていました。

その後、オオハム4羽に交じって、真っ黒で、
すうっと長い首とくちばしがクールな鳥も発見!

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図鑑と自分たちで撮った写真を見くらべて、ヒメウと判明しました。

ヒメウは、ウミウやカワウにある妙な迫力のようなものがなく、
名前に「ヒメ」とあるのも納得のかわいらしさでした。

新しい鳥と出会うとき、息子の嬉しそうな顔にも出会えるのが、また嬉しい。
稲敷→鹿島→神栖探鳥記、あと何日か続きます。









ヒドリガモの旅立ち~2016.4.22D公園

昨日の朝、いつものようにD公園内を散歩していて、
沼を4分の1周くらいしたとき、「あれ?」と感じました。
いつも通り、鳥の声は聞こえてくるけれど、気配が違うというか、、、

で、この景色を見たとき解りました。
昨日まではいたヒドリガモが、1羽もいないのです。

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群れごときれいに姿を消しています。
昨日まで何羽もいたのに、まさに飛ぶ鳥跡を濁さず。
まるでこの景色がずっと続いていたようです。

カルガモが、穏やかな水面を悠々と泳いでいました。

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冬鳥は、コガモのご一行を残すのみです。

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これからは、先週交尾していたバリケンや去年もD公園で繁殖していたカルガモの、
雛に出会えたりするのかな。

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静かになった水の広場では、牡丹桜が満開です。

息子が初めてサシバを見た日、見つけた日~in阿見町

イヌワシとハクトウワシに憧れている8歳鳥好き息子。
体育の授業で自分の番を待っている時間は、
上空を飛ぶハヤブサやトビ、カラスなどを見ているそうです。

図鑑や本も、細かなところまでよく見ていて、「ハヤブサの写真にタカと書いてある」とか、
「マガモとコガモの群れって書いてあるけど、マガモとトモエガモだ」とか、
度々写真の間違いや誤植を見つけたり。
その「眼のよさ」は、いつも尊敬します。

 *

2週間ほど前にシギチ探しに稲敷の浮島地区に行く途中、
ひょっとしたら何かいるかもと寄った貝塚公園付近でのこと。

車窓から外を見ていた息子が、
「あ、あれチョウゲンボウかも。撮りに行こう!」と、遠くの電柱を指さしました。
車をとめて、ふたりで抜き足差し足で近づいていき、写真を撮り始めた息子が、
にわかに盛り上がりました。
「ママ、あれやっぱサシバ! 巣材持ってる! 絶滅危惧種!」。

そのときの息子の写真がこれ↓ 精悍でかっこいいですね。

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サシバといえば、息子と初めて探鳥会に参加したとき、
初めてスコープを使って見せてもらった、思い出の猛禽です。

緊張の面持ちで大人たちの列に交じっていた息子が、
「かっけ~」と鼻の穴を膨らませて喜ぶ姿をみていたときには、
自力でサシバを見つけて、見分けられるようになるなんて、思いもしませんでした。

サシバもかっこいいけど、息子も頼もしいぞ!
いつまで一緒に鳥を見に行ってくれるかなあ

カラスは隠れツートンカラー~春荒れの日に、D公園にて

春荒れとなった先の日曜日、息子と犬たちと、D公園に行ったときのこと、
沼の橋のところで、いつも会う個体だと思われるハシボソガラスが、
やはり強風に耐えていました。

すると、あれ? 白いぶち??
え~!と、写真に撮ってよくよく見てみると↓

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風で羽がめくれた部分に、白い羽毛が!

カラスって、全身真っ黒な羽に覆われていると思いこんでいたけれど、
黒い羽根の下に、真っ白な部分が隠されていたなんて。
いままで知らなかった私にとっては、大発見です。

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後で調べてみると、羽の基のほうは黒い色素があまり強くなく、
個体差はあれど、中身(?)は白くなっているのだとか。

真っ黒い鳥だと思っていたカラス、
じつは隠れツートンカラーだったんですね。

強風のおかげで、カラスも白い羽毛が生えていることを知って、
身近な鳥に対して、ますます親しみと興味が深まりました。

日々の楽しみがまたひとつ増えて、いい感じ。



ライフリストが増えるのも嬉しいけれど、

増えない時期だってあります。
それで停滞感とか感じたりしたら、なんだかつまらないですよね。

「鳥、好き!」と、なんでも新鮮に感じていた頃の<みずみずしい気持ちを忘れずにいることが
幸せのコツかな、と思っています。

今朝のイチ押し~キジバトと久方ぶりのハシブトさん。

今朝もいい天気でしたが、昨日よりも風が冷たく、
私のアレルゲン、イネ科の花粉もけっこう飛び始めている感じ。

そんな今日の一枚は、木漏れ日のもとで佇むキジバトです↓
羽の模様がきれい。
私は、キジバトの声は初夏から夏にかけての朝に聞くのが、
いちばんしっくりくるように思います。

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どんな季節でも、木漏れ日は美しくて大好きですが、
この時季の木漏れ日は心が洗われるようです↓

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今日はこの後、いつもは声だけのオオタカの姿をちらっと見ることができました。
ですが、一瞬のことで、写真は撮れず。

かわりに、久しぶりにD公園内でハシブトガラスに会ったので記念撮影。

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頭の羽が立っていて、黒々としてきれいです。
目もまん丸でかわいらしい。

今日の陽ざしを、目に焼き付けておこう。明日から天気は下り坂のようだから。

緑と光が眩しいD公園、いつもの鳥たち

今朝のD公園の朝の光はとてもきれいで、ここ最近でもピカ一。
新緑の緑に、溢れる光。まさに輝く朝でした。
公園で見られる鳥の種類は冬よりも少なくなるけれど、
この風薫る若葉の季節が大好きです。

そんなわけで、今日はあたりを見回して鳥を探すというより、
景色を見ながらの散歩のなかで出会った鳥を撮るというスタイルにしてみました。

まず朝イチで出会ったのはスズメ。
逆光だけど、朝の光っていいなあと思いながらパチリ。

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次はカルガモです。
バックにぼんやり写っている影は、ヒドリガモ。
常連のオナガガモやマガモが去り、ヒドリガモも少なくなって静かになった沼で、
ゆったりリラックスしてる姿に、この頃癒されます。

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今日は風もなく、洞峰沼は水鏡となり、若葉と牡丹桜の美しさを引き立てます。

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さて、次はシジュウカラ。
今日も響くオオタカの声のほうに歩いていく途中で、
わりと低い位置にソングポストをとって、さえずっていました。

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遊歩道をいつもの場所まで歩き、折り返して戻ってくるとき、
ハヴィハヴィハヴィ、カツカツカツカツ…という聞きなれない音が、
何度も繰り返し聞こえてきました。
音の出所を探すと、ハシボソガラスを発見。
ノドのあたりを見ていたら、「ハヴィハヴィハヴィ」が声、
「カツカツカツカツ!」というのは、くちばしを鳴らしているのでした。
何を意味する音なのでしょう? 気になります。

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そして最後。
水の広場では、ムクドリたちが青い芝生の上で、虫か何かを啄んでいました。
 
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このほか公園に年中いる鳥は、
カワセミにセグロセキレイ、ハクセキレイ、コゲラ、カワラヒワ、エナガ、
キジバト、カワウ、コサギにダイサギなど。

明日はどんな朝散歩になるか、楽しみだ。