霞ヶ浦の高浜入りに行ってきました。

つい2週間前は30度を越していたのに、
今日の風は冷たくて、
首にマフラーを巻いての外出に、
狐につままれたような気分になります。

それでも、やはり季節は冬に近づいていて、
遠くに浮かぶマガモの群れのオスは、
もうきれいな青首になっていました。

20181021マガモ

水面の風景にも少しずつ、
寒々しい感じが漂ってきています。

20181021カワウけ

私はきりりと寒い空気に頬を刺されながら
鳥を見るのが好きなので、
やっと近づいていた冬が待ち遠しいです。

湖のすぐ脇の水路では、アオサギが
大物を仕留めた瞬間に立ち会えました。

肉眼で見て「でっかいザリガニ?」と思いきや、
双眼鏡を覗くと、
獲物はでっぷり太ったウシガエル。

20181021アオサギけ

20181021アオサギけ3

しばし、飲み込むのにいい角度に
調整していたっぽいアオサギでしたが、

20181021アオサギけ2

やがて獲物を丸飲みにすると、
胃に落とし込むためか、
首と体をゆさゆささせていました。
その後はまたすぐに次の獲物探しです。たくましい!
「まだ胃に入るんかい!」と、
息子と言い合います。

同じ水路の、橋の反対側には、
ハクセキレイが縄張り争い?しているところを
「くわばらくわばら」とばかりに
イソシギが避けて通っていました。

20181021イソシギけ「

20181021イソシギけ2

少し車で移動して、車を停め、
あとは稲刈り後の田んぼと蓮田を
鳥を探しながら、ゆっくり散歩。

毎年ヒタキ類がよく見られるあたりで、
モズを見つけました。
息子がその姿を写真に収めたあとで、


20181021モズけ

「今日はママ、ジョウビタキに
会えたらいいなって言ってたから、
できたら見せてやりたいんだけどな~」
と言っていて、面食らいました。

そうか。
もうそんなこと言ってくれるくらい、
大きくなったとは――

どうも聞き覚えがある口調だと思ったら、
息子の見たい鳥を探して歩いているのに
なかなか見つからないときの、
私の口調とそっくりでした。

そんな親子の頭上を、ノスリの飛んでいきました。

20181021ノスリけ

ススキの穂が、風に揺られているところに
やわらかな日がさしてきて、
銀色にひかっていて、
心を優しくされたような気持ちになりました。

20181021ススキ

農道を進むと次々に、
タシギやタヒバリが飛び出してきました。
田んぼに潜んでいる姿を見つけたいですが、
これが難しい。またリベンジしたいです。

夕方になって、
コガモが岸辺に戻ってきたようでした。
コガモの翼帯の緑色が大好きなので、
早くもっと大きな群れを見たい。

20181021コガモ

その横には、カイツブリの群れも。

20181021カイツブリ群れ

合計で8羽確認できました。

20181021マガモのいる風景け

ああ、おもしろかったね。
途中でサンマと大根を買って、家路に。

もりもり食べる息子を見ていて、
このごろご無沙汰だったこのブログも、
もっとちゃんと書いて、
息子との時間をちゃんと思い出せるように
しておきたいなと思いました。