伯父のところに新年の挨拶に行く前に、
真岡市にある井頭公園に行ってきました。

井頭公園は、青い鳥に赤い鳥、頭が黄色い鳥、
などなど、かわいい小鳥をはじめ、
一ヶ所で好きな鳥がたくさん見られて、
私も息子も大好きな探鳥地です。

でも、どうでしょう。
今日は歩けども鳥の気配がありません。
鳥を見に行って、なかなか鳥に会えないと、
アドレナリン値が下がってしまうのか、
息子はすぐ「もう疲れた」となってしまいます。

歩くたび、かさかさと乾いた落ち葉の音。
土の香りがする森。
それだけでも楽しいのですが、
やっぱり鳥に出てきてほしい。
ルリビタキのいそうな場所をさまよっていると、

20190103ルリビタキ

よかった。いました。
ときおり木漏れ日が届く
薄暗い場所にある切り株の上という、
ルリらしいシチュエーションで、
まずは写真を撮れました。

するとここからは、
メスが目の前に出てきたと思えば、

20190103ルリビタキ3

人が大勢いた、その視線の先には
オジロビタキがいて、

20190103オジロビタキ

そのすぐ近く、沼のほとりに、
寒さでぶわっと丸くなったジョウビタキと、
ヒタキ密度が高いエリアに入りました。
鳥の丸さに弱い息子は、
ジョウビタキのふっくら具合に、
「寒さに耐えてるんだよね」と言いつつ、
「でも丸すぎる、かわいい」と悶絶しています。

20190103ジョウビタキま


ふたりともすっかり元気いっぱいで、
カモを見ながら駐車場に戻ろうとしたその時です。

私たちの前を群青色の鳥が、
ひゅっと横切っていきました。
「まさかオオルリのわけないよねえ」と、
鼻の穴を膨らませている息子。
レア鳥に出会ったときのお決まりの表情です。
でも、そう思ってしまうくらいの蒼さでした。

果たして、群青に見えた鳥の正体は、
ルリビタキでした。
対岸の森で見た静かな佇まいの個体とは
まったく違う、気が強そうな個体。
綺麗なブルーの羽に、黄色が映えています。

20190103帰りのルリビタキ4


さすがの井頭、楽しかったな。
ちなみに、今日の写真はすべて、
息子カメラによるスナップです。
「すべてノートリです!」と自慢げでした。
初めてスズメを撮ったときから、
ずいぶん成長したな。