今日は一仕事終えてから、
ゆっくりめの散歩に出かけました。

家を出るとすぐ、
あと数日しかない春休みを惜しむ息子が、
電線の上を指さしました。
「ツバメ!」「あ、ホントだ!」

初ツバメ

出先でツバメを見かけることはありましたが、
近所にツバメが戻ってきたうれしさは、
また格別です。

じつはそのとき、ちょうど私は
息子に小言を言っていたのでしたが、
また今年も近所に戻ってきたツバメに
心が浮き立ち、「よく見つけたねえ!」と、
なんの小言を言っていたのか、
忘れてしまいました。

カモに古米をあげたい息子が先に駆けていき、
老犬たちとゆっくり歩いていると、
シジュウカラが元気に飛び回っていました。

シジュウカラ

昨日までの寒さは抜けたのか、
外は思ったよりも温かく、
小鳥たちは嬉しそうに見えました。

いつも公園客がくれる食パンよりも、
カモたちの本来の食べ物に近いであろう
古米に群がるヒドリガモを眺めつつ、
ふと空に目をやると、やわらかそうな
萌黄色が、視界に飛び込んできました。

新芽がきれい

ここ数日、水の広場で真っ先に満開になった
しだれ桜の下では、いつも誰かが
楽しそうにお花見をしています。

桜もきれい

ツバメ、遊ぶ小鳥、萌黄色。
春休み、桜、お花見、ピクニック。

つまらない小言を並べるよりも、
楽しげな言葉が、冬に疲れた体を、
癒してくれます。