息子が5年生の冬に、
コアジサシを題材に書いた作文が賞をいただき、
その副賞として、7月27日~30日まで、
西表島の「エコ体験ツアー」に出かけてきました。
西表の自然と、いま起きている環境問題を
体感するプログラムに、
保護者1名つきで参加できるという
ありがたい旅です。

期間中は、予想外に多くの方たちが、
ツアーを支えてくださいました。
そして、子どもたちだけでなく、
その皆さんもこのツアーを楽しみ、
大切にしていることがよくわかる、
得がたい体験をした4日間でした。

が、それらのことは、ゆっくり思い出しながら
いつか書いていくことにして、
まずはとりあえず、
息子がこのツアー中楽しみにしていた、
離島の鳥たちとの出会いについて、
まとめておこうと思います。

  *

まず1日め。
午後15時半すぎに石垣島につきました。
八重山諸島を訪ねるのは初めてです。

灼熱の陽ざしのなか、飛んでいる鳥は
スズメ、ヒヨドリなど、ほんの少し。
唯一見られた八重山ならではの鳥は、
本州に住むハシブトガラスより小さな、
オサハシブトガラスだけでした(写真なし)。

  *

2日め。
チャーター船で、西表島に向かいました。
はっとするくらい美しく、青い海。

西表に近づくにつれ、
アジサシ類やミズナギドリ類が
海上を飛ぶのが見えてきました。

ときどき見える人工物で
羽根を休めている鳥は…なんとカツオドリ。

20190728カツオドリ

石垣の港を出るとき、ツアーに同行の先生が、
「カツオドリもいるよ」と話してくれ、
それは何とか見たい! という気持ちでしたが、
拍子抜けするほどあっさり見られてしまいました。

20190728カツオドリ2

遠かったけれど、明らかに大きく、
すぐにカツオドリとわかり、嬉しかったです。

カツオドリの前に、
やはり人工物にとまっていたアジサシは、
嘴が赤く、体も大きかったので、
おそらくベニアジサシだったと思うのですが、
写真がうまく撮れておらず、残念無念。


西表の大原港に着くと、
リュウキュウツバメが飛び交っていました。

20190728リュウキュウツバメ

ヒヨドリも、本州にいるものより、
全体が茶色っぽくて、
南に来たなあという感じがしました▼

20190728リュウキュウヒヨドリ

途中、地元の先生が、
ときどきマングローブの森を眺めながら
お弁当を食べるという大富展望台の近くでは、
リュウキュウツバメに交じって、
初めて見る小鳥が▼

20190728シロガシラ2

私が双眼鏡をかまえる前に、
息子が「シロガシラだ!」と喜んでいます。


2日め、3日めの宿につき、夕食までの間、
宿の周りを一周しました。
鳥全体の数は少なかったものの、

何やら運んできた餌を食べる
リュウキュウメジロや▼

20190728リュウキュウメジロ

リュウキュウサンショウクイ▼

20190728リュウキュウサンショウクイ2

20190728リュウキュウサンショウクイ3

イシガキシジュウカラなど、

20190728イシガキシジュウカラ2


初見の鳥が3種も見られました。

宿に帰る途中では、
残念な光景にも出会いました。
車に引かれた何かを狙ってケンカする
オサハシブトガラスが取り合っていたのは、
シロハラクイナでした▼

20190728オサハシブトガラスとシロハラクイナ

私はクイナ類が好きなので、
西表に来たら見たい鳥ナンバー1が
この鳥だったのですが、
轢死体まで見てしまいました。

  *

と、今日はもう遅いので、
2日めの夜からのことは、また今度。